夢のさくらが咲きますように

23歳女性が思いのままに書き綴るブログ

This is 嵐 LIVE 2020.12.31の話

皆様あけましておめでとうございます。

 

あけましてというのが正解なのか、あけちゃったね、というのが正解なのか。今年の大晦日は今まで生きてきた中で一番どうしたらいいかわからない大晦日でした。「年が明けたら好きなアイドルがいなくなる」そんな大晦日ある?え、イリュージョン?って聞きたくなっちゃうくらい。カウコンで後輩たちが彼らの歌をうたってくれてたけど、もうそこには本人たちはいなくて。あれ、いつもはニコニコしながら後輩たちの事見守ってたのにな?あれ、いないなあって。いつもだったら年越し前のカウントダウンとかも高揚感たっぷりだったのに。こんなにも心苦しくて、時間よ止まれって思った12月31日23時59分は初めてでした。

 

 

でも彼らの勇姿を見届けた身として、そして人生の一部を捧げてた身として、どうしても書き留めておきたくて。この気持ちがどっかに行っちゃう前に、ケロッとし出しちゃう前にちゃんと自分の言葉で書き留めておこうと。多分ね、すごく長くなると思うし個人的な感情ばっかりになると思うけど許してください。きれいな言葉で書けなかった。小説みたいにかしこまった美しい文章で書けたらよかったんだけど、今の私にはそれは無理みたい。

 

 

■コロナ渦だからできたこと

今年はコロナとかいう訳のわからないウイルスのせいで、彼らと私たちが思い描いていた最後の2年とは正反対の2年になってしまったわけだけど、このコロナ渦に少し感謝しなきゃいけないこともあるのかなと思ったことが一つ。

 

 

このご時世だからこそ、全員で見届けられたのはよかったのかなと。

本当だったらかつての当落地獄から始まり、誰が当たった誰が外れただの違った意味での大号泣の大晦日過ごしてたかもしれないわけで。もちろん会いたかったし、直接叫びたかったし、最後のその場にいたかった気持ちは山々だけど、このご時世だったから配信という形であれど、彼らの最後の勇姿をファンみんなで見届けられたのはとてもよかったんじゃないのかなと思いました。まさにピンチをチャンスに変えた嵐、最後の最後までかっこよかった。

 

 

■王道だけど想像以上のラストライブ

この日を迎えるまでにとにかく彼らは「楽しもうね!」の一心で、事前準備Youtubeはじめいろんな媒体を使って私たちを悲しませないようにしてくれてて。だから多分最後の日なんてこと吹き飛ばしちゃうくらいのセトリ用意してくるのかな?とか思ってたら。

 

 

まずはじめのOP映像で流れた、ナレーションに日本語の字幕が流れて、「あなたは彼らの21年の歴史の最終ページの目撃者となる」って。いやもうバリバリラストライブやん・・・って。あーもうこれはがっつりラスト要素全開で行くのねって。その瞬間今まで我慢してきたというか、蓋をしていたものが一気に溢れ出てしまいました。

 

一曲目の ワイルドアットハートもすこぶるずるい。イントロ流れた瞬間そうきたかと。ワイハって曲調も明るいし、J主演のラッキーセブンの主題歌っていイメージが強くてあまり気づかれてないけどがっつり卒業ソングで。「出会えた仲間よそのままでいい 躊躇うことなど何もないぜ 俺たちはきっと胸に秘めた 涙の代わりに笑って Say good bye」っていうエモーショナルな歌詞を、明日から一旦それぞれの道を歩み出す五人が肩組んで満面の笑みで歌ってるわけです。ずるい。すこぶるずるい。

 

ワイハを皮切りに、セトリの中には何曲も旅立ちだとか卒業とかをテーマにした楽曲が散りばめられてて。その中から印象に残った曲を抜粋してみたいとおもいます。

 

サクラ咲ケ

王道の卒業ソングよね。翔ちゃんが出てた予備校のCMでめちゃくちゃ当時テレビで流れてた記憶。だからこれ聞くと、卒業ソングでもあるけど、受験ソングっていうイメージも強くて。ライブのたびに手振りしながら掛け声するの楽しかったし、ちゃんと今回もラップのところはマイクをこちら側に向けてくれて、嬉しかった。

 

・Step and Go

タイアップ何もなかったけど、正月あたりに出た記憶。最後の最後にフルでやってくれました。2番の振り付けなんて初めてみたかもしれん笑!こんな踊りしてたんだ!ってなりました。最後のライブなのに新鮮味がすごくて新たな発見がすごくて。最後の最後まで挑戦し続ける彼らに感無量でした。

 

台風ジェネレーション

やっと歌ってくれたよ!!!!!(台風ジェネレーション大好き芸人)アラフェスで毎回入れても絶対ランクインしなかったし周りの友達にも台風ジェネレーションは流石に諦めろとばかり言われてきたので今回正直諦めてたのですが報われましたありがとう!

遠距離恋愛になるカップルの歌なんだけど、ちょっぴり切ない旅立ちソング。「じゃあ、行ってくる。あ、さよならじゃないよね?また会えるから。」のニノのセリフが今のわたしらの状況にぴったりすぎて。選曲がナイスすぎる。これもフルでやってくれたのと、2番のアップテンポになるところからは、当時のMVのセットイメージした感じでCG使って背景合成してやってくれて。なんとも言えないエモさに襲われました。

 

PIKA★★NCHI DOUBLE

イントロかかると蘇る八潮団地〜〜〜!!!ロケ地めぐりしたなあ・・・。5人の映画は何本かあるけど私はピカダブが大好きです。ピカダブのロン毛ニット王子シュンくんこと相葉氏がすこぶる大好きで、セリフ全部覚えたくらいみまくった。みすぎてDVDディスクの真ん中の透明な部分が割れました(普通に危ないから早く買い換えろ)

このMVは上空のヘリポートで5人が踊ってるんですけど、当時のヘリポートまでCGで再現してくれるし、走馬灯のように後ろには昔からの5人の写真が流れてるし、これちょっと泣かないとか無理だわって。しかもダンスがキレてるんですよまた。それがまたずるい。あの時から何年も経ってるのに劣らない勢いで踊る彼らが本当に愛しかった。

 

マイガール

これもあまりコンサートで登場する回数少ないんだけど。相葉担としては、嵐10周年のタイミングでやっと掴んだ初主演ドラマ「マイガール」の主題歌で。歌ってるバックで「君と僕の見ている風景」の円盤化されたドーム盤のオーラス(福岡)でマイガール歌った映像が流れてて。あの時、オーラスだったからスタッフがサプライズで「おつかれさまでした」っていう横断幕を用意してくれてて、それをマイガール歌いながら発見した天然コンビがお目々うるうるさせながら歌ってる図がそのままDVD化されたんですが。その映像がバックの映像で流れてて、それを背景に今の2020年の彼らがマイガール歌ってる構図が本当にずるくてずるくて泣いてしまいました。最後のライブにマイガールをまた歌う機会作ってくれた松潤に感謝してます。

 

こういった旅立ちソング、卒業ソングの数々を当時を再現しながら歌ってくれたこと、一曲一曲を大切に歌ってくれたことが本当に嬉しかったです。そして少し切なかったですね。

 

 

■素直すぎた彼らの挨拶

私が嵐のライブの中で毎回楽しみなのが挨拶でした。MCも好きだけど、挨拶は各々がその時に思っている感情を素直に言ってくれるから。もちろんツアー回ってたら毎回同じこと言うこともあるんだけど、わりと彼らはベースの挨拶+そのときのタイムリーな話題入れたり、そのときの感情をいってくれることがおおかったから。

 

でも今回はツアーじゃない。最初で最後。だからこそ本当に、活動休止寸前の彼らがその時に抱いている想いをすごく正直に素直すぎる言葉で言ってくれました。

 

私が一番最後を実感したのは、もしかしたらここかもしれない。いつもだったらファンに感謝して、オーラスだったらスタッフやバンドメンバーに感謝して・・・って流れだったけど。彼らはみんなファンだけじゃなく、スタッフやマネージャー、先輩後輩、そしてジャニーさんに感謝を述べ始めた瞬間、ああ、本当に彼らは今日をもって歩みを止めてしまうんだ。そんな大きなことなんだ、って実感しました。

 

「これから先5人で会ったり飲んだりすることはあるかもしれないけど、それは嵐に似たなにかであって。嵐っていうのは、皆さんに笑顔になってもらうために議論したり準備をして、皆さんに笑顔を届けられた時に嵐と言えるからです。」とファンの存在も加味して嵐の存在を考えてくれた翔ちゃん。そしてこれからも私たちの前じゃなくても彼らの絆は繋がってるし今までみたいに笑って飲んでってするんだよ、ちゃんと会うんだよ、って言うのも教えてくれた。彼の何気ない気遣いがまたずるくて。彼らしかった。

 

大ちゃんはまず他のメンバー4人が20年以上変わらなかった「人間性」に感謝をしていました。普段は何も言わない彼だけど、実はめちゃくちゃメンバーをしっかり見てる人だし一人一人のいいところを知っている人で。そんな彼から出た「感謝しているのは人としての人間性。」という重みが本当に凄まじかった。

 

そしてファンには「守ってくれてありがとう」と感謝を述べた大ちゃん。私達からすると守っている感覚は正直なくて。でも好きな人って根っから彼のこと傷つけたり否定する人なんていないでしょ?だからきっと彼にとっては、いろんなことがある芸能界という世界で、彼らをそして彼を好きであるということ自体が守ることに繋がったのかな。なんて思いました。最後の最後までファンと仲間を大事にする、彼らしかった。

 

「もっとツッコミたかったしいじりたかった」と四人に愛のあるメッセージを残したニノ。彼はドライにみられがちだけど、本当は誰よりも嵐が大好きで、四人に向けて、ツッコンでいじってっていうのがほんとに彼の生き甲斐だったんだなって。

後輩には「嵐みたいになりたいとかは言えなくなります。これからはあなた達の色であなた達の輝きをあなた達のファンに届けてあげてください。」…そんな彼らしい後輩への激励のメッセージにも、なんとも彼らしくて。でも事実で。そんな彼が愛おしかったです。

 

16年前、「トップになりたいって夢叶えようね」と手紙に書いた相葉ちゃん。そんな彼は、当時トップがどこなのかなんなのかよくわからなかったと言ってたけど、時を経た今「僕以外の四人は人間のトップだと思います」と言った彼。昔の彼だったらもっと泣きじゃくってたかもしれない、喋れなくなっちゃってたかもしれない。でもこの日の彼は違った。目にいっぱい涙を溜めながら、でも涙を頑張って堪えながら四人に向けて感謝の言葉を述べてて。私からしたら、あなた達5人全員人間のトップだよって言ってあげたかった。最後まで仲間思いでどこまでも謙虚な自担がまだ彼らしくて。

 

そして最後に松潤。「僕にとって嵐は夢でした。」と語った彼。彼がいないと嵐のライブはできませんでした。最年少ながらに周囲の人には思い付かないような発想力で今まで嵐のライブを構想してくれてた彼。今回のライブに向けて、本当に本当に大変だっただろうけど、彼は一度歩みを止めてしまう前に、でっかい夢を乗せて私たちにこうやって届けてくれました。かつては泣き虫さんなんて言われてた彼だけど、最近はあまり涙を見せてこなかったから、久しぶりに彼の大きな目から溢れる涙を見てホッとしたと言うか、彼の中で張り詰めてたものがパッと解放された気がして。最後の最後に涙ながらに語ってくれる彼を見て、なんて可愛い最年少なんだとも思ったし、本当に本当にお疲れ様、ありがとう。と言う気持ちで溢れた。そして最後まで彼らしかった。

 

 

 

事務所のお偉いさん、もし円盤化するときは挨拶フルで入れてね。お願いね。

 

 

■ラストソング「Love so sweet」

正直最後の曲は「The Music Never Ends」か、「Still...」かなあなんて思ってたけど、最後にこの曲のイントロが流れたとき、それもなんだか彼ららしくて嬉しかったです。

 

この曲には個人的に色々思い出があります。

 

アジアツアーの凱旋コンサートで初披露されたこの曲。私は初披露された次の日に参戦したんだけど、ちょうどそれが「花より男子2」の初回放送日で。この日のコンサートでも歌ってくれて、私はそのとき初めてラブソーを聴いて、なんでキラキラした歌なんだろう、でもめちゃくちゃオシャンな歌だななんて思ってた、小学生ながらに笑笑

色んなテレビ番組でも披露したし、毎週花男では流れるし、テレビの中からこの曲が聞こえるたびに毎回キュンキュンしたのを覚えてます。この時まで「嵐って何?」って言ってた周りが、「嵐ってあれでしょ!!!5人のやつ!」って言ってくれるようになったのも花男のおかげ。この曲のおかげ。吹奏楽部の顧問の先生が「今度の文化祭で嵐のLove so sweetやりたいからCD貸して!」って言われた時に、え、先生まで知ってるの!?ってびっくりしたけど、心の中では勝利の雄叫びを上げていたのも確かで。

 

 

そんなまさに老若男女から愛されるきっかけになったこの曲。紅白初出場でも歌ったこの曲。初めて国立競技場ライブでも一曲目はラブソーでした。大体嵐あんま知らない人たちでもこの曲なら知ってるって言うラブソー。ありがたい。本当ありがたい話です。

 

 

この曲を最後に持ってきて、この曲で彼らのアイドル姿をしばらく見られない私たちに「信じることが全て」「明けない夜はないよ」って歌ってくれた彼ら。最後の最後にコール曲を持ってきた彼ら。全てがまるっと愛おしかった。本当は会場でみんなでイェーイイェイイェーイ言いたかったね。(相葉担のオカンと櫻井担の叔母と二人で今まではウォウウォウ隊してたのは内緒な。最後はちゃんとイェイイェイ隊したから許して)

 

 

 

この曲を歌って、5人で肩組みながらまるで青空に続く希望の階段かのようなセットを駆け上がっていく5人。後ろ姿がまた眩しくて。そして最後に5人で手を掴んで。彼らが手を繋ぐのをあんなにタメてたのは、この手を繋いだらこのコンサートが終わる、嵐の歩みが一度止まる合図だってわかってたからなんでしょう。

 

 

手を繋いで5人で上にあげた瞬間の顔が今でも忘れられません。

 

 

絶対泣きじゃくると思ってた大ちゃんが泣かず、絶対最後まで泣かないだろうと思ってた翔ちゃんが最後の最後に顔をしわくちゃにしながら一筋の涙をこぼしてた。

 

 

きっと彼らはそれぞれに色んな思いを抱えてる。もっとこの5人で同じ夢を見たかった、この5人で歩きたかった、そしてこの5人でこの夢を叶えたかった。でも、これから先もずっと5人で居続けるためには、一度歩みを止めるって言うのが最善で。もしそれがなかったら彼らはバラバラになってしまう未来があったかもしれない。だからこそ、今回の選択をしたわけで。彼らの込み上げる想いがひしひしと伝わってきて、寂しくて切なくて。でも5人が目に涙を溜めながらも清々しい顔をしてたのが私は嬉しかった。今まで全然休めなかっただろうから、一回自由に自分の人生を謳歌してみてほしいし、色んな世界を見てほしい、って。

 

 

 

彼らがステージを去った後にかかった虹。デビューの時に世界中に嵐を巻き起こしたいと言い続けていた彼らが、本当に嵐を巻き起こして、そして去っていった。嵐がさった空には虹がかかってて。大好きな人たちがいなくなって寂しいはずなのに、悔しいくらいその虹が綺麗で。美しくて。キラキラ輝いてて。

 

 

きっとまた彼らは世界中に嵐を巻き起こしてくれるだろうから、そのときは是非大荒れでもいいからまた今までに見たことない嵐を巻き起こしてほしいし、私たちを想像以上の景色に連れてってほしい。

 

 

それじゃ、また明日!って簡単に言えなくなってしまったけど、またいつか絶対会えるようなそんな気がしてるので、また5人でみんなで笑って騒いで泣いて食って飲んでまた騒いでな日々が過ごせますように。

 

 

 

 

ひとまず、お疲れ様。

今までありがとう。これからもありがとう。

 

 

 

 

 

 

最後に一言。

 

 

 

 

 

トップになったね。